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SSまで至らない思い付き
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サイトの「PEACEFUL  BOOGIE」が進まないんで気分転換がてら
小話はある程度貯まったらログをアップするつもりですが
こっちはどうするかなぁ・・・

+ + + + + + + + + +
「・・・・・・何を言っている・・・」
「聞いての通り、傀儡を作らせて欲しいと言ったのさ・・・君がそれを望むなら、ね」


認識装置に掌を触れると微かな金属音と共にドアが開く
あの男の言った言葉が頭の中でリフレインする
しかしそれは神の道理に背く事に他ならない、許されることではないはずだ
それなのに取り戻したいと願うのだ・・・もう帰らないと思っていたあの笑顔を

地下に到着して、まずシュラの目に飛び込んできた光景は、泣きじゃくる少年とそれを宥めるもう一人の少年
「お前たち、何があったんだ」
そう問いかけると二人は驚いたような目を向けてきたが、話し始めた
よく見ると宥めていた星矢も泣き腫らしたような目をしている
「俺たち昼間、皇女の所に・・・神殿に使いに出されたんだ・・・その帰りに・・・」
「ひど過ぎるよ!どうしてあんな・・・あんなのってないよ!」

教えられた家は、裏通りの奥まった場所ではあるがすぐに見つかった
呼び鈴を押しながら自らの名を名乗ると、中から聞こえた少年の声に耳を疑う
開いたドアから顔を覗かせた少年は顔見知りの人物だ、その事に一つの事実を悟った
(これが・・・『生き傀儡』・・・)
彼のかつての死を知らなければ、その事に気付く事もないほど『それ』は人と違わぬ姿でそこにあった

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